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ペットのお世話をシェアリング

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場所・ヒト・モノ・スキルなどの不稼働資産を、個人間で共有するシェアリングエコノミー。有名なものに民泊ビジネスや配車サービスがありますが、ペットビジネスにもシェアリングエコノミーが登場し注目を集めています。

旅行や出張などでペットの世話ができない飼い主と、飼育経験の豊富な近所のホストをマッチングするサービスで、狭いゲージの中に入れられることなく、親戚の家に預ける感覚でホスト家族と一緒に過ごすことができます。

サービスを利用するにはスマホなどからエリアを検索しホストのプロフィールや飼い主のレビューを参考に依頼したいホストに予約する。

マッチングが成立したらペットと共にホスト宅で事前面接を行い、散歩や食事の時間の要望を伝えたり、ペットとホストの相性を確認。あとは当日、ペットを預けに行くだけです。
支払い手続きは会社が仲介を行い、一頭あたり1泊5,000円の利用料のうち30%が会社の収益となる。

利用する飼い主は働く女性が中心。過去にペットホテルを利用した際、他の犬と同じ画一的な世話を受けたり、他の犬の鳴き声が聞こえる等のストレスにより愛犬が体調を崩してしまうという経験をした人が多いそうです。
最大の特徴は愛犬が普段に近い状態で過ごせるよう、きめ細やかなサービスが受けられる点にあります。

飼育経験や民間資格はもちろん、飼育環境やホストの人柄、飼い主の対応能力など様々な項目から審査を行い、クリアした方のみとなっています。
また、ホストは1日三回を基本にペットの写真を飼い主に送ることが義務付けられているので、泊中の様子を把握することができます。

その他にも

預かったペットを置いて2時間以上外出してはならない
一度に3頭までしか預かってはならない

などのルールが定められています。万が一に備えペットが他人に怪我をさせたり物を壊したときのために損害賠償保険への加入も必須です。一般社団法人シェアリングエコノミー協会と連携し、ペットの病気や怪我に備えた飼い主向けの保険も、提供する予定だといいます。

ホストの希望者は飼育経験やスキルを生かし、好きな時間に働けることから圧倒的に主婦層が多いそうです。希望者の多くはペットと関わることを生きがいに感じているそうです。

数年前に愛犬を看取った50代の主婦は、自分の年齢を考えると、新たにペット飼う事は難しいけれどそれでも犬と関わりたいと考え、ペットシッターの資格を取得しました。現在その方は人気ホストとして活躍中です。

飼育経験のある主婦に加え、結婚・出産により退職を余儀なくされた元動物看護師も重要なホスト人材となっています。専門性が問われる仕事でありながら動物看護師は給料や労働環境に恵まれておらず、3年以内に離職する人があとををたたないそうです。

飼い主の利便性とホストの働きやすさを向上させるため、今後は宿泊だけでなく一時預かりにも対応する考えです。

昔の子育てのように

単身世帯のみならず高齢世帯や子供のいない共働き世帯が増加していく中、今後はペットを飼いたくてもきめ細やかに世話することが難しくなることが予想されます。しかし子供を他人に預けるシッター文化がない日本では子供同然となったペットを他人に預けたり、ましてや不在時にペットシッターを自宅に入れることに対し、依然として心理的に高いハードルが立ちはだかります。

このインフラを全国に広げるため、近く関西でのサービスを開始する予定です。
将来的には猫など他のペットの横展開も見据えているそうです。

これからも昔の子育てのようにコミュニティーのみんなでペットのお世話して行くことが当たり前の世界を目指していくといいます。

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